So-net無料ブログ作成
検索選択
リテラシー(読解力) ブログトップ

ssh514 十校十色〜教育ブログの読み方(4) [リテラシー(読解力)]

 ブログを始めて良かったな、と思うことはいくつもありますが、その中に「同じ学校でもこうも違うものか」ということがわかったというのがあります。

 一口に学校と言っても、小学校と中学と高校と大学は全然違う。
 同じ高校であっても、私立と公立はかなり違う。
 同じ公立高校であっても、都道府県によって様子が全然違う。
 同じ都道府県の同じ公立高校でも、立地条件や生徒の違い(学力・運動能力その他)によってまるで違う。
 同一の学校内でも、担当する教科や部署が違うと、仕事の様子がまた違う。
 かと思えば、全然違う土地の全然違う学校同士が、すごく似ていたりもする。
 自校の常識は他校の非常識。所変われば品変わる。

 私の現任校には、職員室という部屋はありません。
 それぞれ教科ごとに「研究室」という部屋があり、職員はそこにいます。私は「英語研究室」常駐です。
 ところが、同じ県の公立高校であっても、職員室がある学校もあります。
 同じ県内でも、小学校と中学校はだいたい職員室があって、そこにほぼ全員の先生がいます。(芸術や技術家庭や体育など実技系の先生は別部屋)。

 私はただいま1年生の担任をやっています。
 私の地元では、担任というのは3年間持ち上がりで、一度担任を持ったら、最低でも1年は担任を持たずに「休み」を入れます
 しかし、近隣のある県では、担任は必ずしも持ち上がりではなく、しかも担任を持たない年というのはないそうです。で、50歳くらいになると担任稼業はお役御免となり、主任や管理職となっていくと。

 かと思えば。
 近隣の私立高校は驚くほど県立高校と雰囲気が似ています。聞けば教員の給与は県の教員と完全に同一だそうで。(だから公務員の給与カットはとても困るということらしいです。)


 学校の状況ってのは、十人十色ならぬ「十校十色」です。


続きを読む


nice!(11)  コメント(11)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学校

ssh513 文は人なり、とも限らない〜教育ブログの読み方(3) [リテラシー(読解力)]

 世の中には、ものすごく話の上手な人がいます。
 例えば、聴いてて目はうるうる、今すぐ言われた通りに実行してみたくなっちゃうというような講演の名人。

 それほどでなくても、身の周りには、わりと話の上手な人はいます。
 仕事の話、家族の話、人付き合いの話、人生訓その他いろいろ、感心させてくれるような話をする人はけっこういます。
 私も駆け出しのころ、ベテラン教員のそういう話を聞いて「わあ、すごいなあ。オレもこういう先生になれるかなあ。」と感じ入ったことがあります。何度もあります。

 ところが。
 そういう先輩教員が、必ずしも本当に敬愛すべき方というわけでもありませんでした。
 言っちゃ悪いが、実は口だけというベテランも。
 で、逆もいました。ひどく口ベタで、ほとんど有効なアドバイスはもらえないのに、実践は素晴らしいという先生。

 話と実践は、無関係でもないけど、イコールでもないものです。


続きを読む


nice!(12)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh512 実践報告はレシピじゃない〜教育ブログの読み方(2) [リテラシー(読解力)]

 私の嫁サンは、新しい料理に挑戦するとき、レシピに実に忠実です。材料も行程もレシピ通り。材料がなければ買いそろえるし、具材や調味料はきちんと計量します。
 一方、私は昔からそーゆーのに無頓着。具材が高けりゃ、安い他の物で代用しますし、計量もたいてい目分量です。だから出来上がりも常に「もどき」です。
 おおざっぱな0型人間を自認する嫁サンの方が、レシピに対しては生真面目と言うか忠実です。


 さて、教育ブログの読み方のお話。
 ssh511で書いたように、現場の教員や講師によるブログの多くは実践報告的なものです。
 で、それらはたいてい、キレイゴト。より正確には、ネットで公開しても誰も傷つけないようなもの。すごくうまくいった例。ほほえましい事例。あまり重大じゃないような話。日常の些細なことに感激したというようなお話、などなど。
 わがsshでも、ときどき生徒の実話を紹介していますけど、悲劇的な話や、私が思い出したくもないような失敗談は、一切アップしたことがありません。

続きを読む


nice!(10)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh511 教育ブログの読み方(1) [リテラシー(読解力)]

 教育ブログには、いくつかのパターンがあります。
 sshはライター=誰が書いているのかに注目して分類してみました。
  1. 学校・塾・家庭教師など、実際に人に物を教えている人間が書いているもの
  2. 元教員や教育行政関係者など、現場以外で間接的に教育をする側に関係している人が書いているもの
  3. 保護者や生徒や元生徒など、教育を受ける側の人間(およびその関係者)が書いているもの
  4. 政治家や一般市民など、教育と直接関係のない人間が書いているもの

 ライターが違うと、ブログの色合いも違います。

 1.のタイプは、実践報告が多いです。自分自身が実践をしてますから、それに関する話が主です。
 ただ、失敗例はあまり紹介されません。
 本来、実践の紹介は失敗例の方が役に立つのですけど、まあこれは致し方ありません。なにせ失敗例というのは、具体的にトラブルを起こした生徒の話になっちゃいますから、それをネットで紹介するのは個人情報なんたらかんたらが絡むので、ちょっと難しい。
 sshもこの1.のタイプのブログです。で、私も「キレイゴト」ばっかり書いてるなあ、ということは自認しています。
 でも、やっぱりキレイゴトしか書けないのですよ、生徒に関わることは、やっぱり。万一当事者や関係者が見たらマズいだろうなあ、と思いますから。
 その点、塾講師や家庭教師の方々のブログは、結構歯切れよくビシバシとくるタイプが見受けられます。ここいらへんは背負っている組織のサイズが軽いゆえの思い切りの良さがあるんでしょう。別にうらやましくもないですが。


続きを読む


nice!(8)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh504 体重の2%の水分 [リテラシー(読解力)]

 某月某日、食後の食卓上に置かれたアクエリアスの2L入りペットボトルを見たら、ラベルにこんな文言が。

 体重の約2%の水分を失うだけで、運動パフォーマンスは低下するんです。

 これ見て「え〜っ?」とか叫んだそこのお嬢さん、アナタはフジTVの女子アナになれます。顔さえよければ。


 私の体重はだいたい60kgです。
 その2%っつーたら、60kg x 0.02 = 1.2kg
 水の比重は1.0ですから、1.2kgの水分ってのは1200cc。リットルで言うと1.2L。500cc入りのアクエリアスのペットボトル2本分より多い。
 体重100kgの巨漢アスリートだと、2%の水分とは2000cc。我が家の2Lペットボトルを満たす発汗量です。

 そんなに汗かいたら、そりゃあパフォーマンスも低下するでしょうに。
 私だったら、低下の前にぶっ倒れますぜ。

 もしこのラベルに、
 人間は汗を1~2Lかいただけで、運動パフォーマンスは低下するんです
 と書いてあったら、誰しも「当たり前じゃん、何がかいただけだよ」と思うでしょう。
 書いてあることはまったく同じなんですけどね。


 数字ってのは、書き方によってずいぶんと印象が変わるものです。
 日本人の1%といえば、ずいぶん少なく感じる。
 でも、日本人の120万人と言えば、ずいぶん多く感じる。
 日本人の80%が賛成していると言えば、反対派なんてほとんどいないように感じる。
 でも、日本人の2400万人が反対していると言えば、ずいぶんと反対派が多いように感じる。


 数字って、ずいぶんと印象を操作できるものです。油断は禁物。



 
 
 

nice!(12)  コメント(11)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学校

ssh405 「断り書き」を見たらツッコミを入れる [リテラシー(読解力)]

 「理論的にはこれでうまくいくはずだ。」
 この言葉を見て、この先どんな展開をみなさんは予想しますか?
 1 「理論的にはこれでうまくいくはずだ。だから必ずうまくいく。」
 2 「理論的にはこれでうまくいくはずだ。しかしそううまくいかないかもしれない。」
 3 「理論的にはこれでうまくいくはずだ。おしまい、チャンチャン。」

 3はオフザケですけど、まさか1を考えた人もいませんよね?誰しも2か、それに類する展開を予想したはずです。
 つまり、理論的にはうまくいくはずだけれど、その先のことは何ともいえない、実際のことはよくわからない、念のため実験が必要など、そういう展開を予想するのが普通。
 そして、もちろん、それが正しい。でも、なぜ?
 なぜほとんどの人が、そういう正しい展開を推理できるのか?

 それは、「理論的には」という言葉が、断り書きだからです。


 

続きを読む


nice!(9)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh356 言論の自由を経済の自由競争で考えてみる [リテラシー(読解力)]

 言論の自由というのは、「私は絶対に正しい」という物言いを許さないものだ、というのがこの記事の主眼です。
 その結論を、自由経済とか市場主義とかいった、日頃sshが忌み嫌っているイズムで説明してみようと思います。

 当たり前ですが、言論の自由というのは、誰もが自由に意見を表明できる権利です。
 自分が自由に意見を表明できるだけでなく、他者も自由に意見を表明できる。
 自分の意見を他者に聞いてもらえるように、他者の意見を自分も聞く。
 君の意見には賛成できない。しかしその意見を表明する自由を私は命がけで守る—これぞ言論の自由を体現した名言です。

 ここで身もふたもない問いを立てます。
 なぜ「言論の自由」はいいことなんでしょうか?

続きを読む


nice!(5)  コメント(5)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学校

ssh354 誠実な文章は歯切れが悪い [リテラシー(読解力)]

 みなさんは「歯切れのいい文章」って、お好きですか?
 「○○を斬る!」とか、「大いに吠える」なんて見出しの雑誌記事、お好きですか?
 「△△に対しては××とバッサリ。」というコメントをする人って、お好きですか?
 「モヤモヤがスッキリする」ことを、切にお望みでしょうか?

 もしそうであれば、悪いお知らせです。
 この記事は、歯切れのいい、何かをぶった斬るような、スッキリする文章を批判するのが眼目だからです。
 誠実な文章は歯切れが悪い。
 これが今回の記事のテーマです。

続きを読む


nice!(8)  コメント(15)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh353 名は体を隠すために付けられる、こともある [リテラシー(読解力)]

 なんだか、今は昔という感じの、政権交代よりさらに前の、小沢一郎センセイんとこの秘書の逮捕事件。
 何を隠そう、この記事は1年以上前に書き始めて、そのままうっちゃっておいたものです。でもこのまま捨てるのももったいないので、再利用することにしました。

 私もssh260で使っちゃったんで偉そうなことは言えないんですが、
 http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2009-03-05
 例の一件で逮捕起訴された張本人のお名前、みなさんしっかり覚えてますか?
 彼には小沢一郎秘書という肩書き以前に、名字も名前もありまして、
 名字は大久保ってんですけど。

 妙に気になり始めたんで、試しに<大久保容疑者>でググってみました。
 ググったのは2009年4月。
 ヒットしたのは239000件。

 同時に<小沢一郎秘書>でググってみました。
 こちら、692000件。

 気にし出すと、気になりますねえ。この2つの呼び名。古いネタですが。
 

続きを読む


nice!(6)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh336 思考停止じゃなくて、認識できない [リテラシー(読解力)]

 「おとなの小論文教室」の山田ズーニー氏が、抽象をまったく理解できない学生の話を書いていました。
 それは大学の先生からの伝聞情報だったんですが、若い学生さんたちにちょっと難しい文章を読ませると、その要旨がまったく理解できないと。
 より詳しく言うと、文中の具体例や比喩は理解していて、それには反応するのだけれど、その具体例や比喩を使って筆者が伝えようとした主題をまるで理解してもらえない。
 自分に理解しやすい部分には反応するし、誠実に理解しようとする。
 ところが、具体から導かれる抽象の部分になると、パタリと思考が止まってしまう。
 山田氏は常々「相手に伝わる」表現を目指している人であるだけに、これがかなりグサっときたようです。「相手にわかりやすく伝える」ことが、常に正義とは限らないのではないかと。

 ここで話は急にパソコン話に飛びます。
 私は自宅ではiMacユーザーで、この記事もiMacで書いています。一方、職場ではWindows Vistaか7のキカイを使っています。
 パソコンのOSってのは、対応していないものはにべもなく拒否します。パソコンに限らず、ケータイでも何でも、デジタルのキカイというのは、認識できないものはあっさり拒否します。
 ファイルが認識してもらえないと「てめーこのやろー!」と怒りたくなってきます。なりますけど、キカイにゃ悪意はありません。認識できないんだから、認識できないとしか返事ができない。

 ところで、「思考停止」と呼ばれる状態ですけど、あれ案外、こういうものなんじゃないかな?と最近思い始めているんです。

続きを読む


nice!(7)  コメント(10)  トラックバック(1) 
共通テーマ:学校

ssh214 受動情報と能動情報 [リテラシー(読解力)]

 いきなり結論から書いてみます。

 こちらから動かなくても向こうからどんどんやってくるような情報に、ロクなものはない。

 今回は、こういうテーマのお話です。

 この世の中に、ネットやテレビやラジオはもちろん、新聞も本もなかったころ
 人は自分の身の回りのことだけを知っていれば良かったはずです。
 自分の家族や部族のこと、その周辺の地域の地形や自然のこと、生きていくために必要な仕事のハウツーなど。
 ただし、それは知っていないと絶対に生きていけないものでもあったでしょう。
 必要なのは少量の情報だが、それは必要不可欠な、何としてもモノにしなければならない内容だった。
 その情報の伝達は、直接のコミュニケーションでしか行えなかった。
 (と思うんですけど、正しいでしょうか?どなたか文化人類学に詳しい方、ご教授を。)

 状況を劇的に変えたのは、恐らく大量印刷技術でしょう。
 印刷物を素早く大量に生産できることによって、一つの情報を大量の人間にバラまくことができるようになった。
 さらに鉄道や海運の発達は印刷物を遠方に運ぶことを可能にします。
 その後も、より多くの、より様々な情報を大量に送れるように、人は技術を進歩させました。
 巨大コミュニケーション、つまりマスコミュニケーションへの道です。
 ラジオとテレビの登場で、マスコミュニケーションは飛躍的に発展します。
 そして現代のネット。
 大量の情報を大量の人に伝える媒体=マスメディアの伝達能力は、ものすげえことになっています。

 おかげで、現代人は情報の洪水に投げ出される運命にあります。

 


 

続きを読む


nice!(7)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh189 痛い目に会わないと分からない、としても [リテラシー(読解力)]

 今や大ベストセラー作家となった藤原正彦氏が、以前新聞にごく短いコラムを書いていました。
 その中で気に入ったものを1つスクラップしてあります。もう何度か高校生にも読ませたコラムです。

 テーマは、
 「他人に迷惑をかけてはいけない」とよく言われるが、
 では「他人に迷惑でなければ何をしても良い」のか?
 藤原氏はこれを、道徳論や心の問題としてでなく、
 純粋に論理的に(言い換えると数学的に)
 その答えはNOであるとしています。

 
 

続きを読む


nice!(5)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh149 リテラシー(読解力)テスト応用編の解答 [リテラシー(読解力)]

 PISAテストの最新版の結果が出ましたねえ。
 今回はほとんどの新聞が一面トップ扱い。それも、悪い意味で。
 「数学応用力低下」
 「読解力15位」などなど。
 リテラシーを扱うsshとしては、捨て置けないっすよね。

 だがしかし、その前に。
 ssh148(http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-29)の解答解説、まだです。
 まずはこっちを片付けんといけません。

 では、解答解説を。

続きを読む


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh148 リテラシー(読解力)テスト応用編 [リテラシー(読解力)]

 ssh145(http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-09)と146(http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-14)で、
 PISAのリテラシーテストを1問取り上げました。
 今回はその続編。

 実践的応用問題を1つ。
 PISAテストよりは現実的な問題です。
 おヒマな時に、是非挑戦を。

◇◇◇
 以下の1・2を読み、問1〜3に答えなさい。

<1 おばあちゃん仮説>
 「哺乳類の寿命はふつう繁殖終了と一致する」と山極寿一京都大教授は言う。人間に近いチンパンジーですら、閉経後、数年しか生きられない。人間の男性は長生きするが、年を取って精子は減っても生殖能力を保つので、この原則には反しないという。おばあちゃんだけが特別なのである。その意味について考察を進め、「おばあちゃん仮説」を提唱したのが米国の人類学者クリスティン・ホークスたちだ。

続きを読む


nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh146 PISA読解力テストの答 [リテラシー(読解力)]

 では、ssh145 http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-09 の解答。

◇問1 この2つの手紙のそれぞれに共通する目的は、次のうちどれですか
A 落書きとは何かを説明する。
B 落書きについて意見を述べる。
C 落書きの人気を説明する。
D  落書きを取り除くのにどれほどお金がかかるかを人々に語る。

 答えはBです。
 ま、これはムズカシかないですよね。
 Aはまるで見当違い、CとDは共通してませんから。
 日本の生徒の正答率は85%で、トップレベルだったそうです。

続きを読む


nice!(3)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh145 PISAの読解力テスト [リテラシー(読解力)]

 一度は諦めたネタだったんですけどねえ。
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-08-12
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-08-05
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-08-04
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-07-31
 名だたる全国紙の高給取りのお偉いさん方が
 こうもデタラメな社説を書き続けると、
 蒸し返さざるを得ないっすねえ。
 読解力=リテラシー。

 んじゃね、学力低下だゆとりが悪いだと熱弁してる皆様方、
 実際にPISAのテストで出た読解力の問題、見せますから、
 今すぐやってみてくださいな。

◆◆◆
 「落書きに関する問題」

 学校の落書きに頭に来ています。壁から落書きを消して塗り直すのは、今度が4度目だからです。想像力という点では見上げたものだけれど、社会に余分な損失を負担させないで、自分を表現する方法を探すべきです。
 禁じられている場所に落書きをするという、若い人たちの評価を落とすようなことを、なぜするのでしょう。プロの芸術家は、通りに絵をつるしたりなんかしないで、正式な場所に展示して,金銭的援助を求め、名声を獲得するのではないでしょうか。
 わたしの考えでは、建物やフェンス、公園のベンチは、それ自体がすでに芸術作品です。落書きでそうした建築物を台なしにするというのは、本当に悲しいことです。それだけではなくて、落書きという行為は、オゾン層を破壊します。そうした「芸術作品」は、そのたびに消されてしまうのに、この犯罪的な芸術家たちはなぜ落書きをして困らせるのか、本当に理解できません。   <ヘルガ>

続きを読む


nice!(3)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh125 リテラシーというもの(4) [リテラシー(読解力)]

 先日、某国立大学の准教授さん(今は助教授って言わないんだそうな)とお話をする機会がありました。

 その先生の学部は、2次試験に総合問題というのを長年出してます。
 そこの総合問題は、小論文を大規模にしたようなものと言えばいいでしょうか、統一したテーマで4つほどの課題文(うち1つは英語)を読んで設問に記述式で解答して(要約含む)、最後に小論文が1つあるというものです。

 実は、かねがね聞いてみたかった話がありまして。
 その話というのは、某受験産業から聞いたものなんですが、
 「小論文入試をやると、かなり名の売れた大学であっても、課題文の内容を正しく読み取れなくて0点になる受験生がかなりいる」
 というものです。

続きを読む


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh123 リテラシーというもの(3) [リテラシー(読解力)]

 モノを語るには、まず調べてから。

 というわけで、学力低下の証左とされるPISAの2002年テスト。まずは公開されている数学的リテラシーの問題と国別正答率を、改めてざーっと見直してみました。

 (念のため解説しておくと、PISAのテストはOECD加盟国が対象で、この年は40か国が参加したようです。ただ、レポートで正答率が明記されているのは、日本・オーストラリア・カナダ・フィンランド・フランス・ドイツ・アイルランド・イタリア・韓国・ニュージーランド・イギリス・アメリカ・オランダ・香港のみ。)

 ま、その前にランキング見てみましょうか。文科省HPです。http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04120101.htm

続きを読む


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh122 リテラシーというもの(2) [リテラシー(読解力)]

 この記事を書くために、PISAの公開問題を探してみたんですよ。 
 
 いや〜、ありましたありました。
 PDFです。

 http://www.ocec.ne.jp/linksyu/pisatimss/koukaimonndai.htm

 大阪市の教育関係HP「にぎわいネット」http://www.ocec.jp/ にありました。

 まずは、論より証拠。
 こいつを見てみて下さい。

 どれから見たらいいか分からんと言う人は、数学的リテラシーと問題解決能力の問題がお勧めです。

 モノを語るには、まずよく調べてから。
 学力低下をお嘆きの憂国の志士のみなさんも、まずはテスト問題を見て下さいな。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

ssh122 リテラシーというもの(1) [リテラシー(読解力)]

 リテラシーという語を聞いたことはあるでしょうか?
 学力論議などで登場する語です。

 手許の英和辞典でliteracyを引いてみたところ、
「読み書き能力・教養」と書いてありました。
 しかし、学力論議で使われるリテラシーは、ちょっと違います。

 「読み取り能力」と言った方がいいでしょう。

 2002年のPISAの学力調査で日本の成績が振るわなかった、というのが学力低下論議の1つのきっかけになってます。
 このPISAのテスト、ドリル学習(百ます計算とかね)などではほとんど対策の効かないテストです。
 なぜか?
 このテストが問うているのが、まさにリテラシーだからです。

続きを読む


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校
リテラシー(読解力) ブログトップ