ssh514 十校十色〜教育ブログの読み方(4) [リテラシー(読解力)]
ssh513 文は人なり、とも限らない〜教育ブログの読み方(3) [リテラシー(読解力)]
ssh512 実践報告はレシピじゃない〜教育ブログの読み方(2) [リテラシー(読解力)]
ssh511 教育ブログの読み方(1) [リテラシー(読解力)]
- 学校・塾・家庭教師など、実際に人に物を教えている人間が書いているもの
- 元教員や教育行政関係者など、現場以外で間接的に教育をする側に関係している人が書いているもの
- 保護者や生徒や元生徒など、教育を受ける側の人間(およびその関係者)が書いているもの
- 政治家や一般市民など、教育と直接関係のない人間が書いているもの
ssh504 体重の2%の水分 [リテラシー(読解力)]
ssh405 「断り書き」を見たらツッコミを入れる [リテラシー(読解力)]
ssh356 言論の自由を経済の自由競争で考えてみる [リテラシー(読解力)]
その結論を、自由経済とか市場主義とかいった、日頃sshが忌み嫌っているイズムで説明してみようと思います。
当たり前ですが、言論の自由というのは、誰もが自由に意見を表明できる権利です。
自分が自由に意見を表明できるだけでなく、他者も自由に意見を表明できる。
自分の意見を他者に聞いてもらえるように、他者の意見を自分も聞く。
君の意見には賛成できない。しかしその意見を表明する自由を私は命がけで守る—これぞ言論の自由を体現した名言です。
ここで身もふたもない問いを立てます。
なぜ「言論の自由」はいいことなんでしょうか?
ssh354 誠実な文章は歯切れが悪い [リテラシー(読解力)]
「○○を斬る!」とか、「大いに吠える」なんて見出しの雑誌記事、お好きですか?
「△△に対しては××とバッサリ。」というコメントをする人って、お好きですか?
「モヤモヤがスッキリする」ことを、切にお望みでしょうか?
もしそうであれば、悪いお知らせです。
この記事は、歯切れのいい、何かをぶった斬るような、スッキリする文章を批判するのが眼目だからです。
誠実な文章は歯切れが悪い。
これが今回の記事のテーマです。
ssh353 名は体を隠すために付けられる、こともある [リテラシー(読解力)]
何を隠そう、この記事は1年以上前に書き始めて、そのままうっちゃっておいたものです。でもこのまま捨てるのももったいないので、再利用することにしました。
私もssh260で使っちゃったんで偉そうなことは言えないんですが、
http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2009-03-05
例の一件で逮捕起訴された張本人のお名前、みなさんしっかり覚えてますか?
彼には小沢一郎秘書という肩書き以前に、名字も名前もありまして、
名字は大久保ってんですけど。
妙に気になり始めたんで、試しに<大久保容疑者>でググってみました。
ググったのは2009年4月。
ヒットしたのは239000件。
同時に<小沢一郎秘書>でググってみました。
こちら、692000件。
気にし出すと、気になりますねえ。この2つの呼び名。古いネタですが。
ssh336 思考停止じゃなくて、認識できない [リテラシー(読解力)]
それは大学の先生からの伝聞情報だったんですが、若い学生さんたちにちょっと難しい文章を読ませると、その要旨がまったく理解できないと。
より詳しく言うと、文中の具体例や比喩は理解していて、それには反応するのだけれど、その具体例や比喩を使って筆者が伝えようとした主題をまるで理解してもらえない。
自分に理解しやすい部分には反応するし、誠実に理解しようとする。
ところが、具体から導かれる抽象の部分になると、パタリと思考が止まってしまう。
山田氏は常々「相手に伝わる」表現を目指している人であるだけに、これがかなりグサっときたようです。「相手にわかりやすく伝える」ことが、常に正義とは限らないのではないかと。
ここで話は急にパソコン話に飛びます。
私は自宅ではiMacユーザーで、この記事もiMacで書いています。一方、職場ではWindows Vistaか7のキカイを使っています。
パソコンのOSってのは、対応していないものはにべもなく拒否します。パソコンに限らず、ケータイでも何でも、デジタルのキカイというのは、認識できないものはあっさり拒否します。
ファイルが認識してもらえないと「てめーこのやろー!」と怒りたくなってきます。なりますけど、キカイにゃ悪意はありません。認識できないんだから、認識できないとしか返事ができない。
ところで、「思考停止」と呼ばれる状態ですけど、あれ案外、こういうものなんじゃないかな?と最近思い始めているんです。
ssh214 受動情報と能動情報 [リテラシー(読解力)]
こちらから動かなくても向こうからどんどんやってくるような情報に、ロクなものはない。
今回は、こういうテーマのお話です。
この世の中に、ネットやテレビやラジオはもちろん、新聞も本もなかったころ
人は自分の身の回りのことだけを知っていれば良かったはずです。
自分の家族や部族のこと、その周辺の地域の地形や自然のこと、生きていくために必要な仕事のハウツーなど。
ただし、それは知っていないと絶対に生きていけないものでもあったでしょう。
必要なのは少量の情報だが、それは必要不可欠な、何としてもモノにしなければならない内容だった。
その情報の伝達は、直接のコミュニケーションでしか行えなかった。
(と思うんですけど、正しいでしょうか?どなたか文化人類学に詳しい方、ご教授を。)
状況を劇的に変えたのは、恐らく大量印刷技術でしょう。
印刷物を素早く大量に生産できることによって、一つの情報を大量の人間にバラまくことができるようになった。
さらに鉄道や海運の発達は印刷物を遠方に運ぶことを可能にします。
その後も、より多くの、より様々な情報を大量に送れるように、人は技術を進歩させました。
巨大コミュニケーション、つまりマスコミュニケーションへの道です。
ラジオとテレビの登場で、マスコミュニケーションは飛躍的に発展します。
そして現代のネット。
大量の情報を大量の人に伝える媒体=マスメディアの伝達能力は、ものすげえことになっています。
おかげで、現代人は情報の洪水に投げ出される運命にあります。
ssh189 痛い目に会わないと分からない、としても [リテラシー(読解力)]
その中で気に入ったものを1つスクラップしてあります。もう何度か高校生にも読ませたコラムです。
テーマは、
「他人に迷惑をかけてはいけない」とよく言われるが、
では「他人に迷惑でなければ何をしても良い」のか?
藤原氏はこれを、道徳論や心の問題としてでなく、
純粋に論理的に(言い換えると数学的に)
その答えはNOであるとしています。
ssh149 リテラシー(読解力)テスト応用編の解答 [リテラシー(読解力)]
PISAテストの最新版の結果が出ましたねえ。
今回はほとんどの新聞が一面トップ扱い。それも、悪い意味で。
「数学応用力低下」
「読解力15位」などなど。
リテラシーを扱うsshとしては、捨て置けないっすよね。
だがしかし、その前に。
ssh148(http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-29)の解答解説、まだです。
まずはこっちを片付けんといけません。
では、解答解説を。
ssh148 リテラシー(読解力)テスト応用編 [リテラシー(読解力)]
ssh145(http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-09)と146(http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-14)で、
PISAのリテラシーテストを1問取り上げました。
今回はその続編。
実践的応用問題を1つ。
PISAテストよりは現実的な問題です。
おヒマな時に、是非挑戦を。
◇◇◇
以下の1・2を読み、問1〜3に答えなさい。
<1 おばあちゃん仮説>
「哺乳類の寿命はふつう繁殖終了と一致する」と山極寿一京都大教授は言う。人間に近いチンパンジーですら、閉経後、数年しか生きられない。人間の男性は長生きするが、年を取って精子は減っても生殖能力を保つので、この原則には反しないという。おばあちゃんだけが特別なのである。その意味について考察を進め、「おばあちゃん仮説」を提唱したのが米国の人類学者クリスティン・ホークスたちだ。
ssh146 PISA読解力テストの答 [リテラシー(読解力)]
では、ssh145 http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-11-09 の解答。
◇問1 この2つの手紙のそれぞれに共通する目的は、次のうちどれですか
A 落書きとは何かを説明する。
B 落書きについて意見を述べる。
C 落書きの人気を説明する。
D 落書きを取り除くのにどれほどお金がかかるかを人々に語る。
答えはBです。
ま、これはムズカシかないですよね。
Aはまるで見当違い、CとDは共通してませんから。
日本の生徒の正答率は85%で、トップレベルだったそうです。
ssh145 PISAの読解力テスト [リテラシー(読解力)]
一度は諦めたネタだったんですけどねえ。
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-08-12
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-08-05
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-08-04
http://blog.so-net.ne.jp/sshshouron/2007-07-31
名だたる全国紙の高給取りのお偉いさん方が
こうもデタラメな社説を書き続けると、
蒸し返さざるを得ないっすねえ。
読解力=リテラシー。
んじゃね、学力低下だゆとりが悪いだと熱弁してる皆様方、
実際にPISAのテストで出た読解力の問題、見せますから、
今すぐやってみてくださいな。
◆◆◆
「落書きに関する問題」
学校の落書きに頭に来ています。壁から落書きを消して塗り直すのは、今度が4度目だからです。想像力という点では見上げたものだけれど、社会に余分な損失を負担させないで、自分を表現する方法を探すべきです。
禁じられている場所に落書きをするという、若い人たちの評価を落とすようなことを、なぜするのでしょう。プロの芸術家は、通りに絵をつるしたりなんかしないで、正式な場所に展示して,金銭的援助を求め、名声を獲得するのではないでしょうか。
わたしの考えでは、建物やフェンス、公園のベンチは、それ自体がすでに芸術作品です。落書きでそうした建築物を台なしにするというのは、本当に悲しいことです。それだけではなくて、落書きという行為は、オゾン層を破壊します。そうした「芸術作品」は、そのたびに消されてしまうのに、この犯罪的な芸術家たちはなぜ落書きをして困らせるのか、本当に理解できません。 <ヘルガ>
ssh125 リテラシーというもの(4) [リテラシー(読解力)]
先日、某国立大学の准教授さん(今は助教授って言わないんだそうな)とお話をする機会がありました。
その先生の学部は、2次試験に総合問題というのを長年出してます。
そこの総合問題は、小論文を大規模にしたようなものと言えばいいでしょうか、統一したテーマで4つほどの課題文(うち1つは英語)を読んで設問に記述式で解答して(要約含む)、最後に小論文が1つあるというものです。
実は、かねがね聞いてみたかった話がありまして。
その話というのは、某受験産業から聞いたものなんですが、
「小論文入試をやると、かなり名の売れた大学であっても、課題文の内容を正しく読み取れなくて0点になる受験生がかなりいる」
というものです。
ssh123 リテラシーというもの(3) [リテラシー(読解力)]
モノを語るには、まず調べてから。
というわけで、学力低下の証左とされるPISAの2002年テスト。まずは公開されている数学的リテラシーの問題と国別正答率を、改めてざーっと見直してみました。
(念のため解説しておくと、PISAのテストはOECD加盟国が対象で、この年は40か国が参加したようです。ただ、レポートで正答率が明記されているのは、日本・オーストラリア・カナダ・フィンランド・フランス・ドイツ・アイルランド・イタリア・韓国・ニュージーランド・イギリス・アメリカ・オランダ・香港のみ。)
ま、その前にランキング見てみましょうか。文科省HPです。http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04120101.htm
ssh122 リテラシーというもの(2) [リテラシー(読解力)]
この記事を書くために、PISAの公開問題を探してみたんですよ。
いや〜、ありましたありました。
PDFです。
http://www.ocec.ne.jp/linksyu/pisatimss/koukaimonndai.htm
大阪市の教育関係HP「にぎわいネット」http://www.ocec.jp/ にありました。
まずは、論より証拠。
こいつを見てみて下さい。
どれから見たらいいか分からんと言う人は、数学的リテラシーと問題解決能力の問題がお勧めです。
モノを語るには、まずよく調べてから。
学力低下をお嘆きの憂国の志士のみなさんも、まずはテスト問題を見て下さいな。
ssh122 リテラシーというもの(1) [リテラシー(読解力)]
リテラシーという語を聞いたことはあるでしょうか?
学力論議などで登場する語です。
手許の英和辞典でliteracyを引いてみたところ、
「読み書き能力・教養」と書いてありました。
しかし、学力論議で使われるリテラシーは、ちょっと違います。
「読み取り能力」と言った方がいいでしょう。
2002年のPISAの学力調査で日本の成績が振るわなかった、というのが学力低下論議の1つのきっかけになってます。
このPISAのテスト、ドリル学習(百ます計算とかね)などではほとんど対策の効かないテストです。
なぜか?
このテストが問うているのが、まさにリテラシーだからです。




